♪支離滅裂♪

※※※※※只の元・二ートのブログです。お目汚し大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。

超個人的恨み辛み話や超個人的思い出

変な意味じゃなくて、感覚的に男の人が信用できないと思う自分の感覚のルーツとは…(というか男の人に信用されていない、と感じる感覚だな…)

 

その昔姉の話を土日両日5時間くらい聞いてたわけですよ。それに疲れて姉に距離取って〜って言ったら、割と家族全員私を悪者にしたわけですよ。家族全員っていうか母はニュートラル的な人なんで、つまりほぼ父と兄ですね。

兄とか、お前らが喧嘩してるの放っとけるわけないだろ〜、と言いつつ、

じゃあ何かしてくれんのか、とこっちが詰め寄れば、

俺繊細だから人間関係の仲裁とかムリ〜、みたいなこと言ったわけですよ。

つかえねーなー、というわけですよ。

 

私の人生が、男の人が味方についてくれる人生だったら、私の世のおじさん方に対する信頼感は違ったんだろうか。

ただ、おじさん方に認めて貰えて満足する価値観に育っていない。無理におじさん方に寄せにいこうとすると、それすなわち媚び売ることになる。私の場合は素では認めて貰えないから。おじさん方は案外単純でもあるので、騙すことだって出来るだろうが、そんな簡単なベールで騙したんじゃあ、姉を裏切ることになる。そもそもそんなベール簡単に剥がれるんだけども。

私は勝手に女性が好きで、そして女性の側に寄ってきてくれるタイプの男性が好きなのだ。そして、なんやかんやと男性をこの世の長として重んじる人とはやはり私は価値観が違うのかもしれない。そりゃわかるよ。でも信じてるものが違うんだよ。

 

今こんなテイストの私なんだが、思えば、

思春期の私の脳みそを救ってくれたのは学校の国語っつーか英語っつーかの先生だった。彼は当時30半ばだった。私も30半ばになったら似た人間になるんだろうな、と当時思った人だった。とはいえ今の所あまり似なそうだ。彼はテンションが高いというか、声も高めで、いわゆる舐められやすいタイプだった。生徒にも悪い意味とかじゃなく舐められていた。彼はゲイだった。ゲイの先生として有名だった。そして何故か授業中の例え話の大半が下ネタだった。何故なんだ。ある人曰く眠たい生徒を起こす為だったんじゃないかとか。BLなんて知る前に出会った先生だった。

舐められやすいタイプに特有なのかわからんが、割と物事に対する見方がフラットだった。なんつーか、イケてる先生じゃないから、イケてる生徒と仲良くしたりとかがなかった。そういう所も好きだった。ほら、イケてる先生ってイケイケじゃん。盛り上げタイプじゃないし、イジられタイプでもなかったんだけど、存在が面白いタイプの先生だったんだよね。

小論文を他クラスの分、誰とは明かさずに全員分読むんだけど、それが面白かった。優秀な小論文だけじゃないから、突っ込みどころ多かったりして面白かった。

あとね、当時フランス文学のキャンディードを読んだのよ。学校の課題で。別に先生の趣味じゃないよ。とはいえキャンディードって下ネタばっかなんだよね。そして同性愛者ばかり出てきて、しかもバカにしてるから、読みながら目の前に同性愛者がいて、バカにしてらー的に言うのが面白かったんだな。言い方軽いな的な。

因みに先生の趣味の文学は何故か女性にヒールで踏まれるみたいな文学だった。タイトル覚えとけば良かったなり。

当時、人を寄せ付けなくて捉えどころがない様に見えていた。というのも、彼がいた国語準備室はイケイケな先生が多く、彼は圧倒的に浮いていたのだ。今考えてみれば、他教科の面白いおばちゃん先生とは仲良くして貰ってるっぽかった。

多分先生達で行ったスキー旅行?にもハブられていた。極めつきには、彼はまず、なんと夏休み前の一週間に有給を取って、どの先生よりも、どの生徒よりも早い夏休みを取ったのだ。そしてその時に、他の先生に夏休み前の最終日に生徒宛に読んでくれとメッセージを残したらしいんだが、果たしてそれは見事に読まれなかったのさ。

彼がなんで私の思春期を救ってくれたのかというと、超個人的な理由です。小論文の添削の最後に、私の文章の書き方が好きだと書いてくれたのです。また、通信簿では、学年随一の意思の強い生徒だかなんだかと書いて貰いました。何故か。でもシンプルに、好きと言われりゃそれは嬉しかったんです。

私に対してそんな感じで言ってくる先生は私は生まれて初めてだったのです。昔から学校の先生が苦手でどう接して良いかわからなかったのですが、初めて先生というものに、本当の自分を見つけて貰えた感覚がしました。同世代の友達に対して出せる自分を見つけて貰えた感覚というか。*1*2*3*4*5*6

他の生徒も彼を舐めていたが、私も完全に彼を舐めていた。なんか守ってやりたい的なね。子分っぽい感じに見えるっていうかね。

彼はマザコンだと正々堂々と言っていた。だから私もマザコンを堂々宣言する人は肯定派だ。

彼は思春期のまま生きている様な若さがあった。だから私も、人生のモデルにするべき大人がそんな人だったから、未だに思春期のまま生きているんだと思っていたが…

 

今冷静な頭で考えてみると、彼は意外にちゃんと先生だった、という真実も全然あり得るな。移動教室制の学校で、生徒に友達いなかろうと気付かれない雰囲気ではあったから私は悪目立ちしなかったけど、当時私は友達がいなかった。案外それに目ざとく気付いてくれて、私の小論文を、励ます気持ちで褒めてくれたのかもしれない。というか、暗い見た目の割に、書く内容は妙にポジティブだったから、褒めてくれたのかも。意思が強いなんちゃらも、友達を作らない挙手して口で意見する事を断固として避ける頑固さをポジティブに書いてくれたのかもしれない。あり得るな…。

 

勝手に、彼は男性的な権威は苦手なタイプだと思っていた。なんというか、そういうものを振るうイメージが全くない。

女性に対して、男性に特有の権威的なものをチラつかせる人って、女性を性の対象として見ている人なんじゃないかな、と今思った。この感覚結構当たってる気がするんだけど、当たってるとしたらなんでなんだろう、これって。

 

まあ何を言っても私は男性としては生きていけないですよ。と言っても男性として生きるってどういうこっちゃかわかんねんだけどね。

 

先生という生き物が小さい頃苦手だった延長で、いわゆる偉い男の人に対してなんとなくどう接して良いのか未だにわからない社会人とは認められない人間です。ただ、偉い人が女の人の時、私は少し変わるんです、という気付きからの話。。。

*1:今考えてみりゃ、私は特別に感じてしまったんだけども、誰に対してもそういう人なのかもしれない。私に対する"好き"という言葉がとても嬉しかったのだ。彼の前では"優秀"というものがなかった。

*2:というか彼の成績のつけ方は独特だった。ある意味只の数字だ。ほぼ生徒全員が落第点で、本当に単位を落としたらまずいからギリギリの成績にしておくよ、と生徒一人一人に対して個人面談の時にわざわざご丁寧に言ってくれていた。

*3:学校が特殊で、毎日30ページ位課題の本を読んでこないといけなかった。彼の点数のつけ方はもっと特殊だった。毎日本を読んできたか確かめる簡単な質問をするのだ。その評価の仕方が1か0かで、1日でもうろ覚えの日があれば既にアウトだった。まともな通信簿を貰える人は数少ない人だった。私なんて特に、集中出来ないと、本を読みながら読み流すタイプだったもので、正直読んでもほぼ覚えてなかった…★

*4:とはいえまともに成績をつけて貰える生徒に対するえこひいきみたいなもの?は見受けられなかった。ふとした時に、あんたそんな良い成績だったんかい!て周りに対して気づく感じ。

*5:彼に私の文章を"好き"だと言って貰った以上、私のライバルは成績の良い奴ではなかった。私の敵は、こいつはこの先生の好みのタイプなんじゃないか?という人だった。正直風の噂で聞いて(今考えりゃイミフ)無駄に私がほんの少し意識したりはあった。(今考えてみるとこの心理も謎だな。出来るだけ彼の特別になりたい心理で、好みの容姿とかだけで彼の視界にいっぱい入る他の人間がいたらそれだけでズルいんじゃないかとか、よくわからない事を考えていた。)(因みに恋心とかでは全くない。イメージ的に近いのは、女性の年配の人が私にはキツく当たるのに男の子に柔らかく接してたらそれだけでズルいと思う心理に近い。女同士ということで連体感はあるんだけど。あと周りの男の子が男の子というだけで女性から頼られる時に感じる焦りにも近い。自分も頼って欲しかったみたいな。私が今感じがちな心理ってこの時に原体験があったんだな。

*6:実際問題彼が具体的にどういう人がタイプかなんてわからん。しかし一つ言えるのは、彼はオランダ人が好きだと言っていた。それは私もわかると思っていた。私もオランダ人は好きだ。知っている限りオランダ人とは超常識人タイプって感じ。皆学級委員長みたい。ただ私は付き合いたいというよりも、私からすると人間レベルでの憧れで、憧れ過ぎてやましい事考えるのもおこがましいタイプだと思っていた。むしろその人間レベルに到達したいタイプだ。てっきり彼と私は波長が似ているのかと思っていたのに、好みのタイプは違うんだなあ…。私はダメな所が見える人が割と好きだよ…。(私の好みは強いて言えば、ヨーロッパに行って暗くなるアメリカ人なんかが可愛気があって良いと思う。基本的にヨーロッパ人って長い歴史に対する誇りを持ってる事が多く感じて苦手だし、ずっとアメリカに住んでるアメリカ人も私は感覚的に絶対合わない。いや…超偏見だな…皆良い人だよ…人類皆兄弟…。思い起こせば私の真の異性の好みとはアメリカ人とイギリス人のハーフでアメリカで逞しく生きれるタイプだと思う。。。うへへ。。。日本人最高‼︎